日光を使わない「悪魔の花」、タイ西部で新種とされた植物
報告によると、新たに記載されたThismia daemonaはクロロフィルを持たず、日光で養分を作る代わりに土壌中の菌類から炭素や栄養を得て生きる植物だという。

菌類から養分を得る新種を記載
Chulalongkorn UniversityとPrince of Songkla Universityの研究者らは、形態を顕微鏡と高解像度写真で調べ、ほかのThismia属とDNAを比較した上で、Thismia daemonaをPhytoKeysで記載したと報じられている。
報告では、この植物は2025年5月にタイ西部のThong Pha Phum National Parkで見つかった。
クロロフィルを欠き、菌類から炭素や栄養を得る「菌従属栄養(mycoheterotrophy)」の植物と説明されている。
知られている個体群は1つで、50株未満、面積0.05平方キロメートル未満とされ、研究者らは国際自然保護連合(IUCN)の基準で暫定的に「深刻な危機」に当たると評価したという。
今回の報告以前、Thismia属の小グループであるGeomitraの記録地はマレー半島、ボルネオ、スマトラに限られ、タイで知られていたThismia属は15種だった。
Thismia daemonaの記載により、タイで知られるThismia属は16種となり、Geomitraの記録上の分布域はタイ西部まで北へ広がったと報じられている。
分布の記録と暫定的な保全評価
報道によれば、Geomitraの既知の分布はタイ西部まで北へ広がった。
一方、知られる個体群は1つに限られ、「深刻な危機」は研究者による暫定評価で、正式なIUCNレッドリスト掲載を意味しない。
情報元
- ScienceAlertScientists Discover a Real-Life 'Devil Flower' That Doesn't Need Sunlight to Survive元記事を読む →