植民地化前の先住民人口、研究復元で中央値222万人に
植民地化前のオーストラリア先住民人口を、中央値222万人とする復元研究が報じられた。
従来よく引用された25万〜30万人を大きく上回る一方、研究者は不確実性も強調している。

5つの推計手法を組み合わせた復元
考古学コンサルタントのAlan Williamsらの研究チームは、2種類のコンピューターモデリング、2種類の遺伝学的復元、考古学的な放射性炭素記録の分析を組み合わせ、植民地化前のオーストラリア先住民人口を復元した。
研究チームは、英国による植民地化が1788年に始まる前の人口の中央値を222万人と報告している。
従来広く参照されてきた推計では、植民地化前のオーストラリアの先住民人口は約25万〜30万人とされていた。
5つの推計手法を組み合わせた新たな復元研究は、中央値を222万人と算出した。
これは従来よく用いられた数値の最大7倍に当たる。
研究者らは不確実性が大きいことを認めつつ、証拠全体は少なくとも100万人超、より可能性が高い範囲として200万〜300万人超を支持するとしている。
この改訂推計が裏付けられれば、植民地期に先住民が経験した人口減少の規模を理解する際の基準が大きく変わる。
研究者ら自身も、推計にはかなりの不確実性があると強調している。
情報元
- ScienceAlertAustralia's Indigenous Population Was 7 Times Larger Than Estimated, Study Finds元記事を読む →