CLOSEDQUORUM、AIモデルの投票で侵害後の行動を選択か
Windows向けの新たなマルウェアCLOSEDQUORUMは、侵害後の次の行動を、最大4つのAIモデルによる投票で決めると報じられている。
人間の操作者から継続的に指示を受ける代わりに、あらかじめ定めた行動から選ぶという。

四つのAIモデルが事前設定の行動に投票
The Registerは、Cisco TalosがCLOSEDQUORUMというGo言語製のWindowsマルウェアを特定したと報じた。
このマルウェアはGoogle Gemini、DeepSeek、Qwen、Mistralに問い合わせられるとされる。
報道によれば、各モデルは、資格情報や暗号資産ウォレットの窃取、コード注入、永続化など、マルウェアにあらかじめ組み込まれた行動の候補に投票する。
展開後は人間の操作者から継続して命令を受けずに動作できるとされる一方、実環境での展開は観測されていない。
侵害後のマルウェアの行動は、一般に人間の操作者による指示、または固定された自動ロジックによって決められる。
CLOSEDQUORUMは、展開後に人間から継続して命令を受けなくても、LLMの投票であらかじめ定義された侵害後の行動を選ぶ仕組みを加えたと報じられている。
実環境の展開は未観測
報じられた設計が正確なら、マルウェアの次の行動の選択を、実行可能な機能を限定したままAIモデルの投票に移すものとなる。
Talosはこれを、この方式をコマンド・アンド・コントロール(C2、遠隔からマルウェアを制御する仕組み)に使うWindowsインプラントとして初めて公に記録されたものだとしている。
情報元
- The RegisterWindows CLOSEDQUORUM malware uses AI models to autonomously select post-compromise actions元記事を読む →