雌のGLUT1欠損症モデルマウスに糖・インスリン応答の変化
GLUT1欠損症モデルの雌マウスで、糖投与後の血糖とインスリンに変化が報告された。
血糖値上昇が抑えられる一方、インスリン濃度は高く、人での治療効果を示す結果ではない。

雌のモデルマウスに特有の投与後反応
チームは、GLUT1欠損症のモデルとして用いるSlc2a1遺伝子変異マウスを、幅広い表現型解析で調べた。
公表内容によると、グルコース投与後の血糖値上昇が抑えられたのは雌のモデルマウスのみで、投与15分後の血漿インスリン濃度は対照群より高かった。
この結果はマウスモデルでの研究であり、人での治療効果を示したものではない。
情報源によると、このGLUT1欠損症モデルマウスでは、グルコース投与後の反応はこれまで十分に調べられていなかった。
一方、GLUT1欠損症では血糖値はおおむね正常と知られているという。
報告された解析では、雌に特有のパターンとして、グルコース投与後の血糖値上昇の抑制と、対照群より高いインスリン濃度が示された。
体重や体脂肪率を含む複数の測定項目でも性差が記載されている。
GLUT1欠損症の研究で、インスリンの動きと性差を考慮する必要性を示す知見となる。
研究チームは将来の薬効評価系や、患者の特徴に応じた治療戦略の検討に役立つ可能性を挙げているが、人に有効な治療法が示されたわけではない。
情報元
- 理化学研究所 研究成果GLUT1欠損症の個別化治療に新たな可能性元記事を読む →