スペインの岩陰遺跡の型から、ネアンデルタール人の加工木製道具13点を研究が特定
スペインのアブリク・ロマニで、木製遺物の型597点を調べた研究が報じられた。
うち13点はネアンデルタール人が製作・加工した品とされ、槍だけでなく容器なども含むという。

木材が朽ちた後に残った597点の型
カペリャデスの岩陰遺跡アブリク・ロマニでは、ミネラル分を含む水が木材の周囲に殻を作り、木材が失われた後に空洞の型が残ったとされる。
報じられた研究は、約6万2,000〜4万年前のネアンデルタール人の居住層から、この木製遺物の型597点を記録した。
大半は自然の木材や薪で、研究者らは13点を製作または加工された道具に分類した。
記事で触れられた従来の初期木製遺物は主に武器で、木材は腐りやすいため、旧石器時代の居住空間における木工の記録は限られていた。
今回報じられた目録は、狩猟以外の活動にも結び付く品を含め、加工された木製道具の一群を、ネアンデルタール人の居住空間からの出土例として加えるものだ。
報じられた遺物は、狩猟に関わる文脈だけでなく、ネアンデルタール人が生活し作業した場所から出たとされる。
日常的な木工と、多様な木材利用を示す考古学的証拠を広げる可能性がある。
情報元
- Ars TechnicaNeanderthal wooden tools from Spain found preserved in stone元記事を読む →