差し込み式「音響ブラックホール」、実験で音の反射を低減したと報じられる
報道によると、29個のリングを備えた長さ15センチの音響構造を実験用の管に差し込み、戻ってくる音を低減した。
管に一体化する従来設計に代わる、後付けを意識した構造となる。

リング構造を管へ差し込み反射を測定
ScienceAlertは、研究チームが3Dプリントした「音響ブラックホール」を試験したと伝えた。
これは中央の棒にリングを並べ、管内での音の進み方を変える構造である。
実験ではスピーカーから音を送り、マイクで跳ね返る音を測定した。
報道では、音のエネルギーの多くが装置表面との摩擦や熱交換で散逸したと説明されている。
報道によると、従来の音響ブラックホールは管に組み込んで製作する必要があり、既存設備への後付けは難しかった。
実際のダクトでの導入結果との比較は示されていない。
報道によると、3Dプリントした差し込み式設計をインピーダンス管で試験したところ、反射音の量はコンピューターシミュレーションとおおむね一致した。
反響を完全になくしたわけではなく、実際のダクトでの性能も確立されていない。
シミュレーション比較と実環境は別
この結果が確かめられれば、音を吸収する音響構造を別途製作し、既存の管へ差し込める可能性がある。
報道で紹介されたシミュレーションは、従来設計より広い周波数帯で反射音を抑える可能性も示したが、実環境での導入を示すものではない。
情報元
- ScienceAlertPhysicists Built a Black Hole in a Lab. Then It Swallowed Sound.元記事を読む →