サンゴの直接接触で白化からの回復が1週間で始動した可能性
スタンフォード大学の研究室で、同じ群体由来の遺伝的に同一な健全サンゴ片と白化サンゴ片を接触させた実験が報じられている。
健全片から共生藻類と栄養が移り、1週間の接触で白化片の回復が始まったという。

同じ群体の断片を直接接触させる実験
ScienceAlertによると、研究者らは同じ群体に由来する健全なPocillopora damicornisと白化した断片を研究室内で直接接触させた。
接触部では、健全な断片から、サンゴ組織内に住む藻類である共生藻類と栄養が白化片へ移ったという。
数ミリメートルの隙間があるだけで移動は起きず、断片の組織が融合して栄養の通り道をつくったと説明されている。
報じられた実験は、同じ群体に由来する遺伝的に同一のPocillopora damicornis(ハナヤサイサンゴ属)の白化片と健全片を用いたものだった。
野生のサンゴ礁について、対応する前後比較は示されていない。
報道によれば、健全な断片との直接接触を1週間続けると、白化した断片の回復が始まった。
完全な回復には最長7週間かかり、最初の1週間後に断片を離しても回復速度は変わらなかったという。
数ミリの隙間では移動せず
この結果が確かめられれば、直接接触によって白化サンゴへ共生藻類を導入する手段が示される。
報じられた試験は同じ群体由来の断片を使った研究室実験に限られ、野生のサンゴ礁で機能するか、大規模に利用できるかは不明だ。
情報元
- ScienceAlertHealthy Coral Reversed Bleaching in Its Neighbor With Just 1 Week of Contact元記事を読む →