海底地熱の試験装置、正味発電を8.7秒達成と報じられる
Ars Technicaは、Endurance Energyの海底地熱試作機「Adélie」が、Axial Seamountで約8.7秒間の正味発電を記録したと伝えた。
海底の熱水を利用する発電方式を試したものだ。

自然の熱水噴出口近くで試作機を稼働
記事によると、Endurance Energyは掘削した試験井から得られる熱水量が不足したため、自然の熱水噴出口付近で出力100キロワットの試作機Adélieを稼働させた。
9月27日、タービンは毎分約2万6,000回転に達し、発電機は60ワット時を発電したという。
正味出力は約8.7秒間で中央値約2キロワット、最大16.5キロワットだったとされる。
この試作機について、直接比較できる過去の試験値は記事内で示されていない。
Ars Technicaの記事によると、この試験では装置自身の消費電力を上回る正味発電が約8.7秒続いた。
記事は、ソフトウェアによる安全停止とケーブル故障で運転が終わったとしている。
短い正味発電の後に残る課題
これは商用運転ではなく、海底地熱発電の限定的な技術実証に当たる。
記事では、十分な熱水流量の確保、水中での安定運転、ケーブルの耐久性、費用対効果がなお課題として示されている。
情報元
- Ars TechnicaStartup taps underwater volcano as energy source in "proof point" test元記事を読む →