量子場の相互作用で偽の真空遷移を抑える「宇宙的ロックダウン」モデル
量子場の相互作用が、偽の真空からの遷移を強く抑える簡略モデルが報じられた。
「宇宙的ロックダウン」と呼ぶ提案で、実在の場への適用にはさらに現実的なモデルが必要という。

周囲の量子場がトンネル遷移を抑制
記事によると、研究チームは宇宙の膨張に伴って相互作用する量子場を数理モデル化した。
その簡略化した設定では、周囲の場が、場を異なるエネルギー状態へ移す量子トンネル効果を抑えた。
チームはこの提案された効果を「宇宙的ロックダウン」と呼んでいる。
量子場がより低いエネルギー状態へ量子トンネル効果で遷移し得る懸念が説明されている。
直接比較できる過去の測定値や推定値は、今回の情報だけでは確認できない。
このモデルでは、周囲の量子場との相互作用が、偽の真空からの量子トンネル遷移を完全にはなくさないものの、強く抑えると示された。
この仕組みがより現実的な宇宙論の状況でも成り立つなら、すでに偽の真空にある場がなぜ安定しているのかを説明する手掛かりになり得る。
ただし研究者らは、ヒッグス場のような実在の量子場に当てはめるには、より現実的なモデルが必要だとしている。
情報元
- ScienceAlertThe Universe Seems to Be Stuck in Place by a Strange Quantum Phenomenon元記事を読む →