シュレーディンガーの未刊原稿、隠れた変数の更新則を記述
シュレーディンガーの1944年の未刊原稿に、隠れた変数モデルの具体的な更新則が記されていたと報じられた。
量子論の確率を再現し、偏光子を通った後の変化を扱うという。

偏光子通過後の隠れた変数を更新
ScienceAlertによると、ジュネーブ大学のフラビオ・デル・サントが、1944年11月以降に書かれたとされる3ページのシュレーディンガー原稿を取り上げた。
記事では、シュレーディンガーが、隠れた変数では光子と偏光子の相互作用を説明できないという議論に反論し、0から1までの値を取り得る変数を用いたとしている。
さらに、光子が偏光子を通過した後にその変数を決定論的に更新する規則も含まれていたとされる。
提供された記事には、比較可能な従来の測定値や合意された基準は示されていない。
記事は、この原稿がオーストリアの文書館で未刊のまま保管され、1940年代の論争も今日では大部分が忘れられているとしている。
新たに取り上げられた原稿は、光子が偏光子を通過した後に隠れた変数を更新する明示的な規則を示し、連続する測定まで扱えるモデルを加えたと報じられている。
この説明が正確なら、この原稿は連続測定にわたって量子論の予測を再現することを目指した隠れた変数モデルの具体例となる。
また記事は、シュレーディンガーが決定論そのものを支持したというより、決定論が不可能だという主張に反論していたと示唆しており、彼を単純に決定論者とみなす見方を複雑にする。
情報元
- ScienceAlertA Lost Schrödinger Manuscript Reveals a Surprising Twist in Quantum Physics元記事を読む →