火星ヘリ用の新ブレード設計、最大18.7キロ飛行をモデル計算
NASAが、新たな火星ヘリ用翼型roamx-0201の試験結果を報告した。
空力性能や失速時の挙動が改善したとされるが、最大18.7キロという飛行距離は将来機のモデル計算だ。

風洞とシミュレーションで翼型を評価
NASAは、NASAエイムズ研究センター、インペリアル・カレッジ・ロンドン、名古屋大学を含むチームが、roamx-0201という新たなローターブレード断面(翼型)を試験したと報じている。
NASAによれば、風洞試験と高精度シミュレーションで空力性能が向上し、リスクの高い飛行条件からの回復特性も改善した。
この設計はまだ火星で使える段階にはない。
情報源は、Ingenuityの中断なしの飛行距離0.7キロメートルを比較対象としている。
roamx-0201が火星で飛行したことや、既存の火星ヘリコプター用ブレードを置き換えたことは示されていない。
NASAは、roamx-0201翼型について、シミュレーションと風洞試験で、調べた条件下では空力性能と失速時の挙動が改善したと報じている。
機器を搭載する将来のヘリコプターでは、中断なしの飛行距離が最大18.7キロメートルに達し得るとのモデル計算も示された。
この結果は、火星の回転翼機を制約する二つの現象、すなわちローターが音速に近づくと性能が急に落ちる抗力発散と、気流角の変化で性能が急低下する失速に、ブレード形状の変更が関わることを示すものとされる。
距離の数値は将来機向けのモデル計算であり、実運用での飛行実績ではない。
情報元
- NASA AeronauticsNASA Experimental Mars Helicopter Blade Designs Target Longer Flights元記事を読む →