脳梗塞後早期のリズムコントロール、心房細動患者の5年再発率低下と関連
心房細動を伴う脳梗塞患者の研究で、早期リズムコントロールと再発率低下の関連が報告されました。
5年再発率は8.0%対13.8%でしたが、観察研究のため治療の因果的な効果は示せません。

8週間以内の治療開始と5年再発率を比較
京都大学の研究グループらは、心房細動を伴う急性期脳梗塞患者約1万4千人を追跡したと報告しました。
不整脈を正常な脈に戻すことを目指す治療であるリズムコントロールを脳梗塞後8週間以内に始めた患者は、受けなかった患者に比べ、その後の再発リスクが44%低かったとされています。
5年間の再発率は8.0%対13.8%で、治療を受けたのは全体の1.9%に当たる268人でした。
報告によると、脳梗塞直後の患者へのリズムコントロールはまれで、脳梗塞再発への効果は分かっていませんでした。
今回報告された関連は、抗凝固薬に加える再発予防の選択肢として早期リズムコントロールを検討する余地を示します。
ただし、治療が再発率低下を引き起こしたことや、標準治療が変わったことを示すものではありません。
この結果は、血栓を防ぐ抗凝固薬だけでなく、心房細動そのものを管理する方法に着目しています。
ただし観察研究であり、リズムコントロールを受けた参加者も少ないため、治療による因果的な効果を示すものではなく、関連を示した結果です。
情報元
- 京都大学 研究成果「血液サラサラの薬」だけでは防ぎきれない、脳梗塞の再発—不整脈そのものを抑える「リズムコントロール」に注目—脳梗塞後早期の治療開始で、再発リスクが低下—元記事を読む →