メキシコ湾の深海中層生物、低個体数状態の持続を研究が示す
メキシコ湾の深海中層で、魚類などの低個体数状態が続くと研究が報告した。
2,000回超のネット採集を分析した結果で、原油流出との因果関係はこの報告だけでは結論づけられない。

2,000回超のネット採集で減少を追跡
研究チームは、2011年と2015~2023年のネット採集で、魚類が63.5%、甲殻類が62%、頭足類が59.7%減少したと報告した。
水温、酸素供給、餌を検討した上で、Deepwater Horizonの原油流出と関連する対応措置が最も可能性の高い説明だとしたが、この報告だけでは因果関係は結論づけられない。
研究チームは流出事故直後の2011年に最初のネット採集を行い、その後2015年から2023年にかけて再び採集した。
流出前の独立した比較基準は、今回の情報だけでは確認できない。
この研究は、深海中層の生物群で急激な減少と低個体数状態の持続があったと示し、著者らはこれを生態学的レジームシフト(生態系の状態が持続的に変わること)の基準を満たすと位置づけている。
深海中層生物は深い水柱に生息し、海洋の食物網や炭素の移動に関わる。
この減少が持続しているという報告は、一時的な変動ではなく、メキシコ湾の生態系に広い変化が起きていることを示す可能性がある。
情報元
- ScienceAlert16 Years After Deepwater Horizon Spill, Deep Sea Life in The Gulf of Mexico Shows No Sign of Recovery元記事を読む →