マウスで運動とアディポロンが卵巣予備能の維持に関連
新たなマウス実験では、定期的なトレッドミル運動が卵巣予備能の維持を示す指標と関連し、アディポロン投与マウスではより高齢まで繁殖が続いたと報じられた。
人での結果は観察研究上の関連であり、因果関係の証明ではない。

運動群の卵胞と薬剤群の繁殖期間を測定
報告によると、雌マウスに1か月間、定期的なトレッドミル運動をさせたところ、運動しなかったマウスより卵巣内の卵胞数が多く、将来補充されない休眠状態の卵子である原始卵胞の減少が少なかった。
アディポネクチン受容体を刺激するアディポロンを投与されたマウスは、未処置群が概ね12か月齢で繁殖をやめたのに対し、最長15か月齢まで子を産み続けたという。
報告はまた、身体活動、アディポネクチン関連遺伝子変異、閉経時期の関連を調べた集団研究にも触れている。
報告された実験は、運動した雌マウスと未処置の雌マウスを比較したものであり、運動が人の閉経を防ぐことを示したものではない。
報告内では、卵巣の老化を遅らせる承認済み治療法は示されていない。
この研究は、マウスでのトレッドミル運動が卵巣内の卵胞数の多さと原始卵胞の減少抑制に関連したと報じている。
また、アディポネクチン受容体を刺激する実験薬アディポロン(AdipoRon)が、マウスの生殖可能期間を延長したとしている。
さらに、集団データでは身体活動量やアディポネクチン関連遺伝子変異と遅い閉経時期との関連が報告された。
人への介入の有効性は未確定
マウス実験では、卵胞の発達と卵巣予備能に関わるタンパク質ホルモン、アディポネクチンが、運動に関連する効果の媒介要因となる可能性が示された。
今後の研究対象にはなるが、人への運動介入や薬剤治療の有効性を示したものではない。
情報元
- ScienceAlertOne Habit May Delay Ovarian Aging – And a Drug Could Mimic Its Effects元記事を読む →