セオネラミドAで分裂酵母の細胞壁が厚くなる仕組み、過剰グルカン蓄積と結び付く
研究チームは、海洋由来の抗真菌ペプチド「セオネラミドA」が分裂酵母の細胞壁を異常に厚くし、その主因が1,3-β-グルカンの過剰蓄積だと報告した。

海綿由来ペプチドに対する酵母の反応
広島大学、東京大学、理化学研究所、スペイン・サラマンカ大学などの研究チームは、海綿に含まれる抗真菌ペプチド「セオネラミドA」が分裂酵母の細胞壁を異常に厚くする仕組みを報告した。
細胞壁の厚さやグルカン蓄積について、直接比較できる処理前後の測定値や基準値は、今回の情報だけでは分からない。
報告された仕組みでは、細胞壁の主成分である1,3-β-グルカンの過剰な蓄積が異常な肥厚につながるとされる。
グルカンをつくる酵素が細胞の先端や分裂部位に長くとどまることも関連し、Cdc42は関与する可能性のあるタンパク質として示された。
過剰グルカンと細胞壁肥厚の関連
海洋由来の抗真菌ペプチドに対して細胞が示す防御反応の一端を示す知見とされる。
治療への応用や実用的な医療上の利益は、今回の情報だけでは確認できない。
情報元
- 理化学研究所 研究成果抗真菌物質が酵母の細胞壁を厚くする仕組みを解明元記事を読む →